女学生と自転車

 さて、今日の議題は「はしたない」と「いやらしい」ですね。ふしだらと破廉恥と言い換えてもさほど問題は無いでしょう。ちなみに、タイトルでよからぬ妄想をした人は後で懲罰です。
 ちょっと夕方から私用で吉野ヶ里まで行ってました。ついでに久留米まで行って、故郷を旅立って久々の王将でも行こうかと思っていたのですが、思いの外体力が落ちていたのと微妙に狐に嫁入りされたのですごすごと帰りました。
 佐賀市街を自室へ向かって走っていると土曜日なのにちらほら学生の姿が見えます。きっと部活なのでしょうね。或いは熱心な先生が補講を開いてくれているのかもしれません。中には中学生もいたのできっと部活でしょうね。まぁそんなことはどうでもいいのです。
 問題はその学生の中の特に女学生たちです。ボクも自転車に乗っていて、ママチャリに乗った彼女たちとちらほらすれ違うのですが、そんな彼女たちはどうにも「はしたない」のです。決して「いやらしい」意味でのはしたなさでなく、まぁ言ってしまえばマナー的というか品位の問題ですね。自転車の乗り方というか。
 もうちょっと脚を閉じるなりスカートを抑えるなりして、その股の間のものを見せんな! っていう。言っておきますがボクはパンツは結構好きです。2次元限定で。3次元のパンツとかどちらかと言えば汚物に分類されそうな代物ですね。いや、多分目の前に美少女がいてその娘のパンツなら喜んでクンカクンカしますが、基本的にボクはリアルに性的欲求を見出しません。だからあの気配りのない女学生たちの自転車の乗り方は不快でたまらないのです。
 別に楚々として淑女たれ、とは言いません。せめてズボンをはくとかジャージはくとか、もうちょっと配慮して欲しいなぁと。別に見たくありませんし。いやまあ見えそうなら見ますけど。それは男としての性というかやっぱりね。
 そもそもパンチラというのは「見えそうで見えない、くそぅ……………………見えた! これで勝つる!!」という焦らしプレイの達成感が伴われなければならないのです。それがあからさまに露出していたらタダのパンモロです。パンチラとしては4流以下のクズですね。パンモロとしても今度は逆に、見せる意志が弱いので3流ですよ。パンチラはそもそも「見せない」「下着を見せるなんて言語道断」などという貞操観念とモラルがきちんとしていて、それでいて突風や階段・衝撃などの偶発的要因で「見えてしまって」、そして羞恥という「恥じらい」があって初めて「パンチラ」なのです。「見えちゃってもまぁいっかー、きゃーエッチー(棒)」などという意識でちらちらちらちら見えるのを「パンチラ」と呼ぶのは真に遺憾です。こんなのはただの馬鹿です。隠されてこそ、押さえられてこそ、防がれてこそ、見えなくてこそ、恥らってこそ「パンチラ」なのですよ。
 逆の「パンモロ」というのも重大なカテゴリです。ボクはどちらかといえば羞恥心と背徳感が好きなのでジャンル的にはそこまで好きなわけじゃないですが、かと言って別に全然大好物です。特に「たくし上げ」と称されるシチュエーションとかたまりません。Sっ気のあるおにゃにょこが蔑むようにニヤニヤしつつぐりぐり踏みながらスカートの裾を持ち上げていってくれるとかなにこれやばい自分の妄想で股間がヤバイ。まぁボクの妄言からも分かるように「パンモロ」に重要なのは「意図的であること」です。偶然見えるのはあまりパンモロとは言えませんね。まぁ見え方の度合いからそう呼ぶのが相応しい時も多々あるので何とも言い難いですが。とにかくパンモロは「挑発的」であったり「意識下」でなければ2流以下なのです。また同時に「いやらしさ」がなければなりませんね。パンチラにいやらしさは絶対あってはならないんですが、パンモロは逆にいやらしさが必要不可欠です。何せ挑発するのですから、当然「破廉恥」極まりなくてはなりません。そこで初めて立派なパンモロと言えるのですからね。
 さて、問題は「はしたない」ということですが、性的なはしたなさももちろんですが、基本的にはモラルとか道徳とか貞操観念でのはしたなさを言いますね。レベルを下げて言うなら「みっともない」ということです。ちなみに「ふしだら」と言うのは昔、本を綴る際の紙を縛る為の紐のことを「しだら」と言い、この「しだら」がないことから本がきちんと綴られていない、秩序がないという意を取って「ふ(不)しだら」=だらしない などの意味になったと言われています。だから有体に言って「きちんとしてない」という、どの場面でも良い意味にはならない言葉ですね。
 もう一つ、「いやらしい」とは実に性的な意味です。「破廉恥」と言うのもまぁどちらかというと「ふしだら」に近い意味ではあるのですがそもそもは「恥知らず」みたいな意味なのが転じて「いやらしい」という意味に近付いたのでいいでしょう。こちらはまぁ説明が難しいですが「みだら(淫ら)」という訳で、下品・性的な空間においてはむしろ「魅力的」という褒め言葉とも取れますね。というか大体いやらしいってのは商業的にとても重要ですからね。エロはまさに人類の動力源ですよ。フロイト先生も性欲に関しては似たようなこと口走ってます。
 つまり「はしたない」ものってのはパンチラにとってもパンモロにとっても非常に微妙な要素なのです。パンチラにおいては「はしたない」ほどに見えたり、見えても構わないような動きだと「パンチラ」そのものの価値が下がりますし、「パンモロ」でも「いやらしい」見せ方ならともかく、「だらしない」見せ方ってのはちょっとマイナスですね。
 繰り返しの結論になりますが、自転車に跨る女学生はもうちょっと恥じらいを持つか見せないように努力するべきですね。そうしてこそやっと興奮するってもんですよ。
 あと、自転車のパンモロで一番映えるのは「自転車が止まっている時」でしょうね。よくグラビアとかであるようにサドルの上で挑発するように足を上げて膝を抱えて見せ付ける、とかいうのが実にグッド。目線はこっちか股間でお願いします。
 パンチラの最優秀賞は個人的には階段ですね。しっかり後ろを押さえて上がっているんだけど軽く腰が引けてて、ちょっとボクの言葉を注意する為に腰に手を当て指差しながら振り返る時にスカートがふわっと舞い上がってホワイト・デルタの桃源郷が広がってたりした日にはもう委員長を押し倒しそうですね! 生徒会長でも可! むしろ図書委員とかもよろしい。っていうか黒髪ロングのブレザーの貧乳美少女なら何でも良い!! 同じ所属でよく一緒に仕事するから微妙に仲良くなって話もまぁするようになった関係とかだと最高ですなぁ!

 何にせよ節度が重要、ということです。昨今のアニメにも言えることですがね。わざと見せるならそれなりの筋を通さなければ、あざとさが際立ってしまい作品全体を台無しにしてしまいます。逆にクェイサーなんかの明らかなエロギャグ担当はコミカルだったりエロティックに見せることで作品のコンセプトに合わせ、全体の完成度を高める役割を果たします。まぁあれはどちらかと言うとパンツよりBチクの問題でもありましたが。ディレクターズカットはもうねwwww
 ストライクウィッチーズはまぁあれズボンなんでちょっと違うんですが、とにかくズボンを「自然」にさせなければなりませんでしたから、「エロティック」に見せるのがご法度でした。2期はなんか1話の冒頭とかでルッキーニたんのしまぱんを見せ付けられたような気もしますが、あれはちょっと残念でした。ニヤニヤしてましたけどね。ファン獲得の為とはいえ、ソラノヲトのアヘ顔事件のようなことにはなって欲しくない限りです。そういう点ではけいおん!は上手く下ネタを除いた非常にはっきりしたコンセプトを持っていますね。さほどおもしろくもないのでどうなのかと思わなくもないですが、迷い猫のように名を体で表して迷走した挙句あの様になるよりは良いでしょう。キャラものとしては十分以上の出来でもありますしね。憂にゃんはボクの妹。※但し唯は要らない。
 昔の話で言えば、昔の方が表現そのものは「下品」と言えたでしょう。それこそ下手に狙ってたりいろいろと。OVAなど、そういう意味では酷いものですしね。ただ、別にそれはそれでいいのですよ。要は作品とマッチした「下品さ」であれば問題ないのです。クェイサーがあの設定で一切下着も見せない、という方針になると違和感しか出ないし変なアニメになります。シティーハンターから「もっこり」をとると、それはもう全く別のキャラで別の作品に、あの独特のギャグ展開はなくなるでしょう。




 ちなみに今日吉野ヶ里からの帰りに撮った写メ。ふと見上げると雲の陰から覗く太陽の空がとても綺麗でした。こんなクソ画質とクソ感度では上手く捉え切れていないんですけどね。