あんな若い娘が銀メダルだってのに、俺ときたら何てザマだよ……。

 それにしたって金メダリストの得点がチート過ぎる。3位以下はもうコケにされたも同然っていう。
 でも日本勢は頑張ってたと思いますよ。ボク自身はこういう表現キライですけどね。ガンバりゃ良いってモンでもないし、結果が出なかったことと、頑張ったっていう努力は無関係ですもんね。努力ももちろん大切だし、賞賛に値することだとは思いますよ。けどそれと勝利っていうのはまったく別の話で、負けは負けですもん。
 どんな理由であれ、負けたら悔しがるのが普通でしょう。だからボクはとってももどかしい思いです。実際負けたのはボクじゃないにせよ、日本が負けたっていう事実は噴飯の念です。かと言ってボクには何の実力も無いわけですけどね。所詮は負け犬の遠吠えですよ。
 しかし実際に中継とか見てると感じますね。日本人は若干メンタル面が弱いです。あらゆる面で。っていうか、個人的には負けた時の「でも全力を出し切れたから満足」っていうコメントが大っ嫌いです。もっと悔しがれよ! 辛いんならしっかり泣いて、カメラなんかぶっ飛ばせよ! って思います。そんな感情を押さえ込んだって、美しいとか思いません。

 などとうじうじ嫌味を連ねても、リアルのボクの方がもっとずっとうっとうしいですもんね。すみません。
 まずはこの弛んだ腹をどうにかしたいところです。食事制限は減量の代表例の1つですけど、ボクは馬鹿な選択だと思ってます。
 そもそもDietという単語の意味は減量とか体重管理とか言う意味じゃないです。純粋に、日常生活の食事とか、日ごろ食べるもの、って意味です。政治的な意味も有名ですね。日本の場合はthe Dietで国会を表したりします。
 だからダイエットってのは体重が減るように摂食を制限するんじゃなくて、健康的な栄養補給をするって意味だと思うんですよ。
 間食とかが、行き過ぎでなけりゃ、普通にご飯をお腹一杯食べてるだけで十分なダイエットだと思います。

 まあ健康管理のダイエットって意味なら、やっぱり何らかの運動が最適でしょう。
 ちなみに、有酸素運動とかいろいろな種類の運動やスポーツがダイエットで使われていますが、基本的にはどれも効果は変わらないでしょう。
 変わってるのは効果じゃなくて、効果あたりの労力・体力の消費量です。
 水泳とかは身体に負担がかかりにくいので、同じ効果をひねり出す体力の量がウエイトトレーニングとかよりだいぶ少なくて済むってことですよ。
 この運動は、運動によって消費するエネルギーで減量する訳じゃないんです。ウォーキングを3時間ほど続けていても、生クリームたっぷりのショートケーキを2〜3切れ食べたらエネルギー収支はプラスです。しかも疲れた身体にクリームの脂肪はよく付きます。
 運動の目的は肉体強化です。つまりは筋トレです。
 筋肉は活動する際にエネルギーを大量に使います。この消費エネルギーが、普段何もしていない人の筋肉と普段から運動している人の筋肉とでは大きく違うのです。

 運動をしない人の筋肉は非常に性能が良いのです。生命維持に支障が無いレベルで最低限の稼動しかしない、ぎりぎりのエネルギーだけを消費して、他のエネルギーはもしもの為に必死で貯蓄するのです。
 逆に運動をする人の筋肉は最悪の燃費です。アメリカ黄金時代のフォード車が、高速道路で1分1ドル消費する燃費とか噂されているレベルの燃費の悪さです。ちょっと動かすだけで結構な量のエネルギーが必要になるわけです。身体に入ってきたエネルギーを必死で使って行かなければなりません。それでも不足するなら、身体に貯蓄していた脂肪をエネルギーに換えて使うでしょう。

 つまりダイエットにおける運動の目的とは、燃費の悪い身体を手に入れること、なのです。自然界ではまずありえない目的ですけどね。飽食の時代万歳。


 まあでも、結局はその運動も継続しない限り身体は燃費の問題を改善させる傾向があります。
 何事も継続が大事って事ですね。それが難しいんですけど。