東京都議会で今話題のアレですね。
 なのはでもなのフェイのカップリングを正義とし、A's期の彼女たちを至上とするボクからすれば「止めてくださいお願いします。何もしないから何もしないでください」って感じですよ。いや、はっきり言いましょう。ボクはロリコンです。しかしこれは覚えていてください。Yes!ロリコン No,!タッチ。
 っていうか、ボク個人は現実の幼女たちにいかがわしい妄想はあんまり抱きません。基本的にただ「可愛いなぁもぅ」ってだけです。万が一何かよからぬことを妄想しても、頭の中では確実に2次元で活躍していますしね。いや、だからと言って正当化するわけじゃないんですけど。


 多くの人が誤解していますが、児童ポルノの児童とは「18歳未満の青少年」のことです。当然女子校生とかもアウト。
 更に言えば今回の条例案や改正児ポ法の対象はあくまで18歳未満に「見える」ことですからね。設定年齢とか関係ないんですよ。 大学生とかも、明らかに成人していようと見た目若かったり幼かったりすればもちろんアウトです。


 まぁ確かに児童ポルノに関する予防策ってのは重要なんじゃないですかね。児童虐待、特に性的虐待は生存する分、下手に死ぬよりも辛い苦しみが続きます。許せざる行為なんですから、規制するのは構わないんですよ。
 如何に個人の承諾を得ようと個人の自由や権利を主張しようと、やっぱり子供は子ども。小さいときは多少の疑問くらい簡単に捻じ伏せられるんですよ。
 誰もが学校に行く意味に疑問を思ったことでしょうが、大人の人が「必要なことだから」とか「良いことだから」とか言ってたらしぶしぶでも行っていたことでしょう。高校なんかは自分で選んで良いなんて、今度は無責任なこと言ったりもしてますけどね。
 とにかく小さい子に対してポルノ作品に出演させるのはいけないことです。
 これについては別に、議論するまでもなく法律で規定されているんですから、自明の理ですね。今更どういったところで変わりません。これを変えたいなら議員になるか裁判所に駆け込むかしかないでしょう。

 問題は今日の表題である「非実在青少年」ですよ。分かりやすいんだか分かりにくいんだかよく分からない表現ですよね。
 端的に言えば2次キャラです。広義で捕らえるなら架空の世界に存在する青少年すべて、ですから映画の子役(ただし俳優そのものとはまた別)とかも当てはまります。文学作品の登場人物もですね。
 ちなみに、紫式部の書いた平安時代から続く文学作品の最高傑作のひとつ、源氏物語では幼女って言うか幼児な年齢の若紫を現時は拉致する上に、その後では自分の娘(?)にまで手を出したり出さなかったりと、相当ヤバイレベルでポルノってます。条例が施行されたらこれも規制対象になるんですかね。

 何だかんだ言って条文自体にはまだ目を通してないんですけど、この手の対ロリコン法案ってのは大概似たようなものですよね。PTAだか誰だか知りませんけど、子どもにエロい妄想抱くなんておぞましい……っていう趣旨の条文が多いですよ。児ポ法が物語ってます。何ですかね、あの「衣服の全部、あるいは一部を着用していない」っていう表現は。一部って、何を基準として一部だよっていう。小学生なら帽子がなければ一部未着用って扱いじゃね? ってことになりかねん。

 とにかく注目すべきはその非実在の部分。多くの人が、失礼、多くのロリコンが「実際いねーんだから良いじゃねーか、誰も被害になんかあってねーよ」とか言ってますよね。まあ間違いじゃないかもしれませんけど、決して胸張って言う台詞じゃないです。夜中わら人形に釘を打ってるのを「実際殺してねーんだからいいだろ別に」って言ってるようなもんです。
 この条例の根本にあるのは、そもそも児童ポルノなるものは存在するべきではない、という考えですね。だから多くのロリコンどもと相容れず平行線なのですよ。

 ただ、この条例案自体には僕は明確に反対しています。明らかに目的が児童の保護ではないからです。
 児童への保護を優先させるなら、非実在がどうこう言う以前にまずすることがあるでしょう。
 余程のことが無い限り、いわゆる児童ポルノと呼ばれる作品の餌食となった児童たちの保護者はクズです。正直言えばイメージビデオのレベルでも度し難い、いや、むしろ公的に認可され得るレベルだと考えて許可を出したその保護者は、ポルノの被害者の保護者と同等以上のクズですね。
 そもそも児童ポルノの多くは保護者の責任です。不可抗力の犯罪の結果とかならばともかく、法律で規制するべきなのはそういった実被害の諸要因でしょう。
 論点のすり替えと言われても仕方ありませんが、非実在青少年に関する条例は立法の必要性が十分に低いとボクは思います。

 飲酒運転では罰則の強化はしても飲酒の禁止はしなかったのに、児童ポルノに関しては単純所持の禁止、と言うのも他意がありそうですしね。
 とにかく。どうすることもできませんが、こうやってちまちまと小さな主張を挙げていくのが自分にできる精一杯なんでしょうね。